新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
フードデリバリー業界のなかでも「報酬が高い」と評判が良いのが出前館です。
そんな出前館ですが、2022年8月1日より、報酬制度が改訂となります。
結論からお伝えすると、配達員が受け取る報酬が大きく減ることはありません!
しかし、報酬の計算方法などが変わるため、不安を覚えている方もいらっしゃるのでないでしょうか。
そこで今回は、すでに出前館で稼働している方だけでなく、登録を検討している方も理解できるよう、出前館の新報酬制度についてわかりやすく解説します。
出前館の新報酬はいつから?
出前館の新しい報酬制度が導入されるのは、2022年8月1日以降です。
もともと2022年6月1日からの予定でしたが、延期となっています。
つまり、7月31日までは現状の報酬制度が適用されて、8月1日以降、新報酬制度へと切り替わる予定です。
出前館ドライバー向けアプリも新しくなる!
出前館の配達員が配達オファー(依頼)を受けるときに欠かせないアプリ(出前館Driver)もリニューアルされます。
時期は2022年6月下旬からです。
(当初は2022年5月中旬を予定していましたが、延期となりました)
アプリのリニューアル時期は、報酬制度改定のタイミングと異なるため、情報がごちゃまぜにならないようにご注意ください。
リニューアルされるドライバー向けアプリでは、下記の要素が変更・追加されています。
- オーダー受諾方法の変更(早押しの廃止)
- エリア制限の廃止
- ヒートマップ機能の追加
- 意見収集フォーム機能の追加
- アプリのマイページがより便利に
配達員にとって大きな変更点となるのは、早押しが一部廃止となることです。
出前館では、現状ひとつの配達オファーを、同じエリアにいる他の配達員と取り合う仕組み。
そのため、どのオファーを受けようかゆっくり選んでいると、ライバルに次々とオファーをとられてしまうなんてことも……。
しかし、2022年6月以降は一部早押し(同じエリアにいる数人へオファーが届く)ため、今よりも稼働しやすくなると予想できます。
また、その他の機能や仕様についても、配達員からの意見を取り入れ、全体的に使いやすく仕上がっています。
出前館ドライバー向けの新アプリについて、詳しくは下記記事で解説しています。
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出前館の報酬の変更点は?
出前館の報酬の変更点について、押さえておきたいポイントは「基本報酬が変わる」と「距離報酬制度の導入」です。
といっても、難しい計算式はなく、わかりやすい報酬システムであるためご安心ください。
基本報酬の変更点
出前館の基本報酬は、エリアごとに下記の通り変更となります。
エリア | 旧報酬(税込) | 新報酬(税込) |
東京都 | 715円 | 600円〜 |
神奈川県 | 715円 | 600円〜 |
千葉県 | 715円 | 600円〜 |
埼玉県 | 715円 | 600円〜 |
沖縄県 | 550円 | 550円〜 |
上記以外の道府県 | 660円 | 550円〜 |
上記の表だけを見ると報酬が下がったように見受けられますが、次の項目で解説する通り、新しい報酬制度には「距離報酬」が加算されます。
距離報酬
店舗から届け先までの配達距離が1km以上の場合は、距離報酬が追加されます。
そして、基本報酬+距離報酬のことを距離別委託料と呼びます。
距離別委託料には基本料金が含まれているため、基本料金と距離別委託料を両方受け取れるわけではありません。
エリアごとの距離別委託料(配達員が受け取る報酬)は下記の通りです。
東京・神奈川・千葉・埼玉
店舗から届け先までの距離 | 距離別委託料(税込) |
1km未満 | 600円 |
1km以上2km未満 | 660円 |
2km以上3km未満 | 750円 |
3km以上 | 870円 |
上記以外の道府県
店舗から届け先までの距離 | 距離別委託料(税込) |
1km未満 | 550円 |
1km以上2km未満 | 600円 |
2km以上3km未満 | 670円 |
3km以上 | 770円 |
新しい報酬制度の「配達距離が増えるごとに、受け取れる報酬がアップする点」が旧報酬制度との大きな違いです。
ちなみに、これまで出前館では配達員ごとにエリアが振り分けられていましたが、新アプリ以降ではエリア制限が廃止されています。
それにより、さらに広い範囲で自由に稼働できるようになるでしょう。
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もちろん、距離別委託料の導入により、長距離配達が損になる心配も無用です。
※距離別委託料は今後、改訂される可能性もあります。
出前館の新報酬の仕組み
出前館の新報酬の仕組みをチェックしていきましょう。
まず、旧報酬の仕組みは「基本報酬×ブースト率」でした。
2022年8月1日以降の計算式は下記の通りです。
(基本報酬+距離報酬)×ブースト率
式からもわかる通り、インセンティブのブーストは新報酬制度でも適用されます。
ブーストとは、特定の時間やエリア内にて、報酬が1.2倍や1.4倍などアップする仕組みのことです。
「出前館が稼ぎやすい」と言われる理由のひとつが、「タイミングが良ければブースト報酬が得られるから」
ブーストは基本的に休日やランチタイムなど、注文が集中するときに出現しやすいため、稼ぎたい方は要チェックです!
出前館の新報酬のメリット
出前館の報酬制度やアプリが新しくなることによって、得られるメリットを見ていきましょう。
バイクなら長距離を狙って稼ぎやすくなるかも
新しい報酬制度が適用になると、店舗から届け先までの配達距離が3km以上の場合、報酬は870円(税込)です。※東京の場合
旧報酬の1件715円(税込)と比べて155円も高く設定されています。
とはいえ、毎回自転車で3km以上の配達が続くと、人によっては大変だと感じてしまうはず。
しかし、バイク稼働の方にとっては、移動が苦にならず、さらにこれまで以上の報酬が得られるため「稼ぎやすい」と感じるかもしれません。
出前館では、配達時に使う車両の切り替えが可能なので、バイクと自転車、両方での配達を試して比較するのも良いでしょう。
新規配達員が稼働しやすい
出前館の報酬制度改定&アプリのリニューアルにより、登録したばかりの配達員が稼働しやすくなることが予想されます。
その理由は下記の通りです。
- 長距離だと報酬が高くなる(効率性を重視しすぎなくて良い)
- 配達オファーの受諾方法の変更(早押しが一部廃止)
これまでの出前館の報酬は1件あたり〇円の固定制だったため、稼ぐためにはどれだけ効率よく配達回数をこなせるかが重要でした。
しかし、新しい報酬制度では、配達距離が長い場合は距離報酬が追加されます。
そのため、フードデリバリーに慣れておらず、1件1件の配達を焦らず着実におこなった方が良い新規配達員にとっても、稼働しやすい仕組みと言えるでしょう。
まだ出前館で稼働したことがない方は、この機会に登録してみるのも良いかもしれません。
新しい報酬制度の適用は2022年8月1日以降ですが、登録は随時受付しています。
登録には審査や研修などがあるため、あらかじめ済ませておくと、8月1日以降スムーズに稼働できるでしょう。
もちろん、8月1日より前に稼働スタートするのも問題ありません。
より稼ぎたい場合は掛け持ちを
早押し制度が見直されることにより、人によっては、早押し制度がある方が「稼ぎやすい」と感じるかもしれません。
もしも「オファーが入りにくい」や「もっと月収をアップさせたい」と思ったら、Uber Eats(ウーバーイーツ)など他社とかけもちを検討しましょう。
出前館は公式サイトにも記載がある通り、掛け持ちや副業を禁止していません。
稼働するエリアや時間帯によっても、稼ぎやすい会社が異なるパターンがあるため、複数の会社を比較してみるのも良いでしょう。
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出前館の新報酬のまとめ
出前館の報酬制度は2022年8月1日から改訂される予定です。
しかし、今後もスケジュールが変更となる可能性がゼロではないため、最新情報に注目!
また、登録はいつでもできるため、出前館に少しでも興味がある方は、先にアカウントを作成しておくことをおすすめします。
さらに、より多くの報酬を稼ぎたい場合は、Uber Eats(ウーバーイーツ)などとかけもちをして、月収アップを狙いましょう。