TVCMでも話題の出前館の配達員。
これから出前館の業務委託配達員として働きたいと考えている人もたくさんいると思います。
タイトルにもあるように、出前館の配達員として登録するためには、任意保険の加入が義務付けられています。
今回は、出前館の配達員として働くために必要な保険について、解説していきます。
出前館配達員の保険事情【アルバイトと業務委託】
フードデリバリーサービス会社の最大手、Uber Eats(ウーバーイーツ)では、事前の申込みや追加料金などは一切必要なく、配達中に生じた事故に対して適用される補償を受けることができます。
しかし、残念ながら出前館の場合は、少し異なります。
出前館の配達員の働き方としては、大きく「アルバイト」と「業務委託」の2パターンがあるので、それぞれ確認していきましょう。
※本記事では、基本的に「業務委託配達員」について、解説していきます。
出前館アルバイト配達員は、自分で保険に入る必要なし
まずは、アルバイトスタッフとして、出前館で配達をする場合。
ここは、一言でいうと、特に保険について考える必要はないです。
アルバイトの配達員は、出前館と直接雇用契約を結んでいるので、就業中に万が一のことがあったとしても、労災が適用され。補償を受けることができます。
もちろん何もないに越した事はありませんが、アルバイト配達員は、もしもの時も最初から補償がついているので安心ですね。
出前館業務委託配達員は、任意保険の加入必須!
一方で、業務委託配達員の場合は、状況が変わってきます。
業務委託という契約上、出前館と配達員の間には雇用関係はありません。
そのため、先程のアルバイトスタッフのように労災が適用されることはありません。
なので、出前館では、業務委託配達員に新規登録する際に、全員に任意保険への加入を義務付けています。保険に加入しないと、出前館配達員に登録できません!
では、ここからは、必ず任意保険に加入しなければいけない出前館の業務委託配達員に絞って、解説を進めていきましょう!
【業務委託】出前館が配達員におすすめしている保険の内容をチェック!
それでは早速、出前館の業務委託配達員に加入が義務付けられている任意保険の詳細についてみてみましょう。
「保険」って一言でいっても、ピンからキリまでいろいろあります。
どんな補償内容を選べばいいのか、みていきましょう。
出前館の任意加入の保険の補償内容に指定はあるのか?
まず大前提ですが、配達員に登録するために、任意保険への加入は絶対条件ですが、「この保証は絶対につけないといけない」といった保険の内容の指定はありません!
とは言っても、せっかく保険に加入するわけなので、万が一の時に意味のあるものにしなければいけません。
出前館が公式におすすめしている保証内容は、「対人無制限、対物1,000万円以上」です。
ただ、あくまでも出前館側が推奨している内容なので、これよりも金額の少ない条件の保険で契約したとしても、登録自体には支障ありません。
保険証書は、配達員に登録する時に提出必須です!
出前館の業務委託配達員になるためには、任意保険への登録が必須だと言いましたが、どこで保険証書の提出が求められるかも覚えておきましょう。
出前館の配達員に登録する時、研修動画を視聴し、無事テストに合格すると、登録に必要な書類・画像をアップする工程が出てきますので、保険証書はココで提出します。
免許書や振込口座情報、身分証明書をアップする時と同じタイミングですね。
オンライン説明会よりも前に提出するタイミングがありますので、覚えておきましょう。
次の項目で詳しく触れますが、保険証書が手に入るまで審査が完了できないので、保険に加入するタイミングも大切です。(即日加入できる保険もあります。)
【出前館配達員】おすすめ保険の選び方!選ぶ基準はコレ!
では、出前館から指定される保険内容がないとはいえ、せっかく保険に加入するのなら、登録するためだけのカタチだけの保険よりも、配達中の万が一のときに役に立つ補償内容にしておくことをおすすめします。
ココでは、保険を選ぶときの基準となるポイント・項目をお伝えいたします。
【出前館・保険の選び方】チェックすべきポイントはココ!
補償金額については、先程紹介したように出前館では、「対人無制限、対物1,000万円以上」を推奨していますが、もう一つ大切な項目があります。
それが、「業務中に適用される保険かどうか」という点です。
配達員に登録する事だけを目的に、「内容は何でもいいからとりあえず任意保険に加入しているという実績が欲しい」という方は興味がないかもしれませんが、この「業務中の事故に適用される保険かどうか」は、とても重要なチェックポイントです。
【注意】個人向けの自転車保険(個人賠償責任補償特約)では業務中の事故は対象外!
実は、一般的な自転車保険は、「業務中=配達中」に万が一事故にあったとしても、残念ながら保険が適用されません。
そのため、フードデリバリーなどの業務委託で自転車にのる場合は、事業者用の保険に加入する必要があります。
ざっくりととした目安として、一般的な保険が適用されるのは
- 注文が受けやすいように、人気レストランが多いエリアに移動するとき
- 配達を終えて、自宅に帰るまでの道中
で、
業務用の保険で適用される(一般的な保険では適用されない)のは
- 注文を受けて、レストランまで料理を取りに行くまでの移動中
- 料理を注文者の元へ届けている移動中
です。
出前館配達員におすすめの保険をご紹介
ここまでの条件やおすすめポイントを踏まえた上で、当サイトおすすめの保険をご紹介します。
目的に合わせて、保険も使い分けるのがポイントです!
即日加入OK!おすすめ保険「LINEほけん」
ほとんどの人が使っているLINEでは、自転車保険のサービスも展開しています。
「LINEほけん」の特徴としては
- 最低 月額190円~から加入できる
- 入院補償も付与される
- LINEのアプリから即日加入でき、保険証書は翌日発行可能
があげられ、注意すべき点としては、「配達中の事故には適応されない」保険であるという点です。
とにかく、安さとスピードが売りの保険といったかんじです。
業務中にも適応される!おすすめ保険「業務用自転車賠償責任保険(施設所有管理者賠償責任保険)」
一方、先ほど大切だと話した「配達中の事故にも適応される保険」と言うのが、この「業務用自転車賠償責任保険」です。
なかなか馴染みがなく、なかなか調べるのも一苦労ですが、おすすめなのは、「一般社団法人 自転車安全協議会」が代理店をつとめている自転車保険です。
全国に拠点・支部がある(本部:兵庫県神戸市、東日本事業部、事業部、北海道、神奈川、甲信越、愛知、滋賀、関西、兵庫、岡山、福山、広島、福岡、南九州)ので、興味のある方はお問い合わせください。
最安値のプランは、年間掛け金1,650円(月あたり138円程度)で、賠償保険金額は1億円以上。
ココがポイント
レンタサイクル・シェアサイクルを利用している場合は?
自分の自転車やバイクで配達する人以外にも、最近ではレンタサイクルやシェアサイクルを使って配達する人も増えてきました。
出前館の配達員に登録する際、任意保険への加入は必須ですが、自分の車両を持たない場合は、どうなるのか?みていきましょう。
多くの場合、自転車を貸し出している会社側が任意保険をかけている
レンタサイクルやシェアサイクルの場合、自転車を貸し出している会社側が、任意保険をかけている場合が多いです。
何かしらの保険の手続きをする必要はなく、自転車を借りるだけで、自動的に保証が付いていることになります。
出前館に登録する場合は、レンタル申込書やオンライン登録の画面をスクショして、提出すれば問題ありません。
レンタル会社によって、内容は異なりますので、規約等を確認しておきましょう。
まとめ:【出前館】業務委託配達員は、任意保険の加入必須!即日入れるおすすめの保険を紹介!
ここまで説明してきたとおり、出前館で業務委託配達員として働くためには、任意保険の加入が必須です。
「保険に入る手続きがどうしても面倒でやりたくない」という方は、出前館と直接雇用契約を結ぶアルバイトスタッフとして配達するのがいいでしょう。
今回は、“出前館の配達員として働くため”の任意保険についての話でしたが、自転車にしろ、バイクにしろ、運転中は何があるか分かりません。
気軽に乗れるものなので、多くの人が油断していますが、自転車や原付バイクの事故や事件は、毎年かなりの数発生しています。
ちなみに、最近では自転車が引き起こす事故・事件が増えてきている背景をうけ、下記の自治体では、自転車条例によって、自転車保険への加入を義務としています。
宮城県、山形県、群馬県、埼玉県、千葉市、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、名古屋市、金沢市、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山市、愛媛県、福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県
細心の注意を払うことは当然ですが、万が一の時に備えて、「対人」「対物」の保険、特に業務中にも適応される保険に加入することをおすすめします!