新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
これから出前館の配達員として働こうと考えている方へ。
出前館配達員の働き方は、大きく2つに分けられ、個人事業主として自由に働く「業務委託」と出前館と雇用契約を結ぶ「アルバイト」を選ぶことができます。
今回の記事では、出前館の業務委託配達員の配達方法の特徴や一連の流れを解説します。実は出前館の配達方法は、同業他社であるUber Eats(ウーバーイーツ)の配達方法とは異なるので、ぜひチェックしておきましょう!
また、アルバイト制の配達員と比べると、どこが違うのかについてもお仕えします。
『出前館』業務委託配達員の配達方法の特徴と流れを紹介します!
出前館の業務委託配達員の配達方法を紹介します。
フードデリバリーサービスは、出前館の他にもたくさんあります。Uber Eats(ウーバーイーツ)やmenu(メニュー)など…
実は、出前館の業務委託配達員の配達方法は、他社とは異なる特徴がいくつかあります。
「レストランに商品を取りに行き、注文者の元へ配達する」という大きな仕事の流れは変わりませんが、他所とは異なる出前館ならではの仕組みを解説します。
【出前館の配達方法】業務委託配達員の注文の受け方
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達をしたことのある方ならイメージしやすいと思いますが、多くのデリバリーサービスの配達の流れを説明すると、だいたい
配達用アプリに配達依頼が届く→依頼を「受ける」or「拒否する」を選ぶ
という流れです。
しかし、出前館の業務委託配達員の配達の流れは、ココから違います!
「配達アプリ上で、配達依頼が一覧で確認できるようになっており、そのリストの中から自分が配達したい案件を選び、受注し、配達を開始する」
という流れになっています。
もう少し詳しくみてみましょう。
【出前館の配達方法】独自の「差配システム」!案件の獲得は早い者勝ち!
出前館には、「差配システム」というものが導入されており、案件は自動的に割り振られるのではなく、「オファー画面」に表示されている案件の中から、自分で選んで受注するという仕組みになっています。
しかも、その案件を獲得するのは、「早い者勝ち」なので、ぼーっとしていると、稼ぎやすい案件は、ライバル配達員にどんどん取られていってしまいます。
詳細は、後ほど説明しますが、この案件がリスト化されている状態では、ピック先とドロップ先の住所が表示されています。
瞬時に、自分が今いる位置から配達しやすいのかどうかを判断するだけの判断力、土地勘がとても重要です。
【流れが良ければ時給4,000円!?】最大3件同時に受注できる!
この「差配システム」のもう一つの特徴に、「最大3件まで同時に案件を受注することができる」という点があげられます!
普通の配達であれば、「受注→配達」のサイクルを繰り返していくことにありますが、出前館の業務委託配達員の場合、配達が完了する前に次の注文を受けることができます。
もちろん、「他の人に案件を取られたくないから」といって、無作為に案件を受注し、予定時刻に全然間に合わないなんてことは絶対にしてはいけませんが、ドロップ先(配達先)が同じ方向の注文があったり、同じ人が複数のお店で注文してる時など、同じ労力で、複数の案件をまとめて終わらせることができれば、配達効率は格段に上がります!
出前館業務委託配達員の1件あたりの配達基本報酬は、関東エリアだと715円で、キャンペーン開催中は、1.4倍ブーストが適用されれば1,001円にまで膨れ上がります。
ということは、1時間のなかで、3件の注文を受注し配達する事が出来れば、なんと「時給3,000円」も目指せる、とても魅力的なシステムだということがお分かり頂けると思います!
【注意】マクドナルドからの指令!「ポテトをしならせるな!」
一つ豆知識です。
フードデリバリーでは人気店の一つ、マクドナルドでは、この同時ピックが禁止されています!
理由は、「ポテトの品質管理の面から」です。せっかく注文したのに、しなしなのポテトが届いたらがっかりしますよね。
勢いあまってまとめて受注してしまわないように気を付けましょう。
【出前館の配達方法】注文を受ける前に、確認できること
このオファー画面では、下記の情報を確認することができます。
オファー画面で確認できること
- 出前館に注文が入った時間
- お届け予定時間
- レストランの名前
- レストランの住所
- ドロップ先(配達先)の住所(丁目まで)
先ほどの触れましたが、この情報から素早く「自分が受注すべき案件」を見極める必要があります。
マップではなく、文字情報なので、町名などからだいたいの位置を頭に浮かべ、なるべく多くの注文をこなしながら、最短ルートを組むことが求められます。
いちいち地図アプリで検索していると、良い案件はすぐに他の配達員に取られてしまいます。
ここが、出前館の難しいところであり、かつ、やりがいのあるところです。
出前館の業務委託配達員は、エリア担当制なので、配達エリアはおおよそ半径4キロ圏内に限られています。自分を楽にすると思って、頑張ってエリア内の地図を頭に入れておくことをお勧めします!
新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
出前館業務委託配達員の仕事の流れをCHECK
では次に、実際に注文を受けて、配達が完了するまでの一連の流れをご紹介します。
「商品を配達する」という点は、どのフードデリバリーも一緒ですが、ここにも「出前館ならでは」のポイントがあります。
『出前館』の業務委託配達員の仕事の流れは、以下のような流れになります。
- 「業務委託パートナー体調チェックシート」を入力する
- 「出前館Driver」アプリで配達を起動する(位置情報ON、ポップアップ通知ON)
- 「オファー画面」から“早い者勝ち”で、好きな案件を受注する
- 注文商品をピックアップするためにレストランへ移動開始!
- レストラン到着5~10分前に、レストランに「もうすぐ着く旨」を通知する
- レストランで商品を受取る
- ドロップ先(配達先)に出発!
- 配達完了後、配達完了のステータスにする
流れはこのような感じです。
業務委託配達員に登録すると、その拠点のLINEグループに入ることになります。
いつ配達してもいいのですが、配達するときには「稼働します」、配達を終了するときに「終了します」と報告する必要があります。
少し面倒ではありますが、いつ稼働するかはもちろん自由なので、自分の稼働時間のメモ代わりの気持ちで、忘れず連絡を入れましょう。
あと、注意してほしいポイントがいくつかあります。
【業務終了後】現金支払いに対応する場合、拠点に戻る必要がある!
配達先で「現支払いに対応する」を事前に設定している場合、一日の稼働が終わった後、自分のエリアの拠点に行き、当日の売り上げを精算する必要があります。
夜遅くまで稼働していたとしても、必ず当日中に精算しに行かなければいけないので、ちょっと面倒ではあります。
【出前館業務委託配達員】稼働できる時間は、「11:00~22:00」
基本的に、出前館の業務委託配達員が働ける時間は、「11:00~22:00」です。
拠点によっては、前後1時間ずつ長く営業しているところもあります。
また、注文の少ない「15時から17時」の時間を避けて、「11:00~15:00」と「17:00~21:00」というような形で、ピークタイムだけ稼働できるようにしているエリアもあるので、それぞれの拠点の指示に従いましょう!
アルバイト制配達員の配達方法・仕事の流れはどこが違う?
ここでは、「業務委託配達員」と「アルバイト制の配達員」の配達方法や仕事の流れなどで、どのような違いがあるのか簡単にまとめました。
【大前提】業務委託とアルバイトは、掛け持ちできない!
まず、大前提として、出前館の「業務委託配達員」と「アルバイト制の配達員」は、掛け持ちすることはできません。
業務委託配達員の方が、アルバイトもやるというパターンは基本的にないと思いますが、もし、今アルバイト制の配達員の方が「業務委託の働き方もやりたい!」と思ったら、一度アルバイトをやめたうえで、業務委託配達員として登録する必要があります。
配達の開始時・終了後の動き方について
アルバイト制の配達員は、2週間に一度シフトを提出し、シフト通りに勤務することになります。
勤務時間になれば、エリア拠点に出勤し、準備をして配達に出発し、勤務時間が終われば、最後も拠点に戻ってきてその日の業務を終えることになります。
最初と最後は、必ず「拠点」に立ち寄る必要があります。
一方業務委託配達員は、初回稼働日以外、基本的に拠点に行く必要はありません。(※さきほど説明した「現金対応」をしていない場合)
自宅から配達を開始し、最後の配達が終われば、その場で勤務終了です!直行直帰OKです。
任意保険への加入義務について
これは、雇用形態に違いから起因するのですが、アルバイト制の配達員は出前館と直接雇用契約を結ぶので、万が一の場合は労災保険が適用されます。自分で保険に入る必要はありません。
一方、業務委託配達員の場合は、あくまでも「業務委託先」なので、個人事業主です。出前館の保険に加入するということにはならないので、自分で任意保険に入る必要があります。
ちなみに、出前館の場合、任意保険への加入が登録時の必須項目でもあります。詳しくは、【出前館】業務委託配達員は、任意保険の加入必須!即日入れるおすすめの保険を紹介!の記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。
配達に必要な備品について
出前館のから支給される配達備品にも違いがあります。
簡単に言うと、アルバイト配達員は基本的すべて出前館から支給されますが、業務委託配達員は、自前で用意する必要があります。仕事を始める流れの中で、「初期費用がかかるかどうか」は、両者の大きな違いの一つです。
アルバイト制の配達員が出前館から支給されるアイテム
- ロゴ入り帽子
- 出前館ユニフォーム
- 携帯ストラップ
- 配達バッグ
- ナビゲーション用スマートフォン
- 配達車両(電動アシスト付き自転車or屋根付き原付バイク)
- 雨具
一方で、業務委託配達員が支給されるのは、「出前館のロゴ入れの帽子」のみです。
【出前館業務委託配達員】登録→稼働開始までの流れ
最後に、出前館の配達員に登録する方法を簡単に紹介します!
- 公式サイトよりweb説明会に申し込む(日程選択→必要事項送信)
- 「研修動画」「理解度チェックテスト」を受講する
- web説明会を受講する(zoom)
- 必要書類をアップして本登録する(身分証明書や振込銀行口座情報など)
- 初回稼働日に配達拠点で説明を受ける(専用帽子をGET)
他のフードデリバリーサービスと同じように、18歳以上であれば、誰でも簡単に登録することができます。
気を付けてほしい点とすれば、出前館の業務委託配達員は、Web説明会に申し込んでから実際に稼働し始めるまでに、だいたい10日~2週間ほどかかってしまいます。
「やりたい!」と思ってもすぐに稼働できる訳ではないので、時間的な余裕があるうちに、諸々の手続きを進めておくことをおすすめします。
まとめ:『出前館』配達員の独自の配達方法・流れを解説!業務委託とアルバイトの違いについても
出前館の業務委託配達員の配達方法は、ほかのフードデリバリーサービスとは若干異なるので、最初は慣れるまで苦労するかもしれません。
しかし、システムに慣れ、一連の流れがマスターできれば、ドンドン稼げるようになっていきます。
まだ初めていない方は、この機会に出前館業務委託配達員に登録してみてはいかがでしょうか。