新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、自分で配達車両を選ぶことができます。
もっとも多くの人が利用しているのが「自転車」ですが、「バイク」で配達している人も一定数います。
では今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達車両、とくに自転車よりも少し登録に手間がかかる「バイク配達」をメインテーマに
- 登録方法
- 登録に必要な書類
- レンタルバイクについて
- 保険について
また、「バイクでの配達は稼げるのか?」「自転車とバイク、どちらが稼げるのか?」という疑問についても解説していきます。
原付を含む、バイクでの配達を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイク・原付の登録方法は?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録方法は、バイク・自転車ともに流れを同じです。
まずは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の公式サイトより、アカウント登録を行いましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録条件
- 18歳以上であること
- 日本での就労が可能なこと
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーに登録する条件は、上記2つだけです。
難しい条件は特にありません。
アカウントの登録ができれば、必要書類をアップロードしていきますが、配達車両によって準備すべきものが変わります。
ちなみに、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達手段は、下記の通りです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達手段一覧
- 徒歩
- 自転車
- 原付バイク(125cc 以下)
- 軽自動車やバイク(125cc超)
全員に共通して必要なものは、「身分証明書」と「プロフィール写真」の2点ですが、バイク・原付で配達する場合は、他にも必要書類があるので、確認しましょう。
身分証明書として使えるのは「パスポート」、「運転免許証」、「個人番号カード」です。
バイク・原付の必要書類
一言で「バイクで配達」といっても、何ccのバイクで配達するかによって手続きの方法が変わるので注意してください。
「原付バイク(125cc 以下)」と「バイク(125cc超)」に分けて解説します。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の登録は必ず本名で行いましょう。書類に記載されている名前とUber アカウントの登録名が一致している必要があります。
原付の登録に必要な書類(125cc以下)
- 運転免許証
- 自動車損害賠償責任保険証明書 (自賠責保険証)
- ナンバープレート
- プロフィール写真
もちろん原本やコピーを送る必要はなく、自賠責保険証もナンバープレートも写真を撮って、アップロードすればOKです。
バイクの登録に必要な書類(125cc超え)
- 運転免許証
- 車検証または軽自動車届出済証
- 自動車損害賠償責任保険証明書 (自賠責保険証)
- 任意保険または自動車共済証書
- ナンバープレート(要:事業用ナンバー)
- プロフィール写真
一番複雑になるのが、125cc以上のバイクで配達する場合です。
とくに気を付けてほしいのが『ナンバープレート』についてです。
125ccを超えるバイクで配達する場合、事業用車ナンバープレートが必要になります。
事業用車ナンバープレートとは?
日本の法律では、「お金をもらってモノを運ぶ」場合、排気量が125ccを超えるバイクは貨物軽自動車運送事業とみなされ、管轄の運輸支局輸送窓口に届け出を提出することが義務付けられています。
いつものナンバープレートではなく、白い文字が入った緑色のナンバープレートが支給されます。通称「緑ナンバー」です。
自家用ナンバーのまま配達すると、Uber Eats(ウーバーイーツ)のルール違反はもちろん、違法行為となり、法律で罰せられます。
一見難しそうに聞こえますが、費用は600円前後で済みますし、運輸支局に申込んだ日に新しいナンバープレートをもらうことができます。
ちなみに、125cc以下の原付バイクの場合は規制がないので、届け出は不要で、軽自動車で配達する場合は、同様の手続きが必要です。
全ての提出物を手元にそろえた状態で、登録作業を始めましょう!
バイクに変更するには?
自転車からバイクに変更することも、バイクから自転車に変更することは、可能です。
以前は、サポートセンターに行くことで当日変更ができましたが、現在は新型コロナの影響でサポートセンターが全て閉鎖しているので、配達車両の変更はアプリやマイページから変更できるようになっています。
①「Uberヘルプ」から変更する
「Uberヘルプ」から変更することができます。
- 希望の配達方法
- 車両の情報
- ナンバープレート
上記情報を入力して送信すると、アプリでメッセージが届くので、必要書類の提出に進みましょう。
②アプリから変更する
アプリの「ヘルプ」から、
- →「アカウントやアプリ・管理画面の問題」
- →「車両と書類の更新」
- →「配達方法を変更したい(自転車、原付、軽車両)」
の順に進み、必要情報を送信すると、サポートからメッセージが届きます。必要書類をアップする手順に進みましょう。
提出が必要な書類は、先ほど紹介した通りです。書類が無事に承認され次第、新しい配達車両で配達を再開しましょう!
注意①承認されるまで配達できない!
注意
- 提出した書類が承認されるまで配達できなくなる
- 通常変更完了までに、2〜3営業日かかる ※30分程度で承認されるケースもある
- インセンティブの対象者になるまで3週間 (最大 2 ヶ月) かかる場合がある
早ければ書類提出後30分程度で承認されることもありますが、通常3日ほどかかると公式からはアナウンスされています。
Uber Eatsの配達では、複数車両を同時に登録することができず、申請中は一時的に稼働できなくなります。「今日は原付、明日は自転車」のような、気軽に車両を変更することはできないので、しっかり考えたうえで登録するようにしましょう。
注意②変更せずに、登録とは違う車両での配達は厳禁!
- 「手続きが面倒だから…」
- 「どうせバレないだろう…」
と、登録している車両とは異なる手段で配達した場合、見つかればアカウント停止、最悪の場合、アカウント削除の対象になり、今まで稼いだ報酬も支払われなくなる可能性があります。
少し時間も手間もかかりますが、車両を変更する場合は必ず手続きを行いましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイクレンタルはできる?
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、自前でバイクをもっていない場合でも、レンタバイクを使って配達することも可能です。
レンタルバイクを使うメリット
- バイクのメンテナンスが不要
- 自宅に保管場所がなくても大丈夫
- 月額契約だとコストパフォーマンス◎
- レンタルバイクは任意保険に加入済
配達員として働きだすことをきっかけに、新しいバイクを購入するのも一つの手ですが、初期投資費用が、車両代・自賠責・任意保険など、諸々合わせると原付でも15万~20万円程度かかってしまいます。
もしも配達の仕事を数ヶ月で辞めてしまうと、かなりの赤字です。
元々バイクを持っている人はいいですが、新しく購入を考えている方は、一度レンタルバイクで配達してみるのもありだと思います。
おすすめのレンタルバイクは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の公式サイトで、おすすめのレンタルバイク屋さんが紹介されています。
見出し(全角15文字)
- 原付一種 50cc:
ギア 月額17,600円
ブレッサ 月額23,100円(ルーフ付き)
ジャイロキャノビー 月額28,600円(後二輪のルーフ付き) - ミニカー登録車両 50cc:
ジャイロキャノビーミニカー 月額33,000円(ミニカー仕様 後二輪のルーフ付き) - 原付2種 125cc:
PCX125 月額37,400円
レンタルバイクのサービスエリアは、公式サイトで確認できます。
この会社以外にも、各地域でレンタルバイクは借りることができるので、「お住いのエリア レンタルバイク」と入力して、近くで借りられるお店がないか検索してみましょう。
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーへの登録はこちら
新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイク・原付は保険が必要?
ここでは、苦手な人も多いであろう「保険」について解説します。
まず、先ほどUber Eats(ウーバーイーツ)で配達車両を登録するときに必要な書類を思い出してみてください。
配達車両 | 必要書類 |
原付の登録に必要な書類(125cc以下) |
|
バイクの登録に必要な書類(125cc超え) |
|
自動車損害賠償責任保険証明書 (自賠責保険証)は、法律によって加入することが義務付けられているので、心配ありません。
注目すべきは任意保険または自動車共済証書です。
つまり、原付で配達する場合は任意保険の加入は必須ではなく、125ccを超えるバイクで配達する場合は、任意保険の加入が必須ということになります。
全配達パートナーは、すでに保険に入ってる?
125cc以下のバイクで配達する人は、任意保険に加入しなくても稼働できます。
任意保険に加入するかどうかは、個人の判断で決めてもらえればいいのですが、少し補足で説明します。
実は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは、登録した段階で何の手続きをしなくても自動的に保険の適用者となれます。
というのも、Uber Eats(ウーバーイーツ)が三井住友海上と業務提携を結んでおり、配達中の対人・対物事故に対して、また配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償してくれるシステムになっているのです。
これは、配達車両に関わらず、全員が対象になっています。
配達パートナー向けサポートプログラムの補償内容
- 補償期間
■対人・対物賠償責任の補償:配達中に生じた事故に対して
■配達パートナーご自身の傷害補償:配達中、ならびに配達を終えてから15分以内に生じた事故に対して - 対人・対物賠償責任:上限1億円
- 傷害補償
■医療見舞金:上限50 万円
■死亡見舞金・葬式費用:一時金1,000 万円、葬式費用上限100 万円
■後遺障害見舞金:上限1,000 万円。
■入院時または入院後稼働不能となった場合の見舞金:7,500円/日(上限60日)
■配偶者・被扶養者への見舞金:1人あたり15 万円(最大3人まで)
■後遺障害等級の確定に要する費用:実費
■入院一時金:ヘルメット装着2万円、ヘルメット非装着5,000円
■手術一時金:入院し宿泊を要する場合7 万5,000円、外来手術の場合3万7,500円
もっと詳しく知りたい方は、配達パートナー向けサポートプログラムでご確認ください。
原付で配達する人は、任意保険に加入しなくてもいいのか?
このように、全配達パートナーがすでに保険の対象者になっているため、原付で配達する人は、任意保険に加入しなくても、上記の補償が適応されます。
一切お金はかからないので、うれしいサービスです。
そのうえで気を付けてほしいことが、2つあります。
- 保険が適用されるのは基本的に「配達中のみ」であること
- 対人・対物賠償責任に上限があること
つまり、待機中や帰宅中の事故については保険がおりない、上限額以上の賠償責任が生じた場合、保険で賄えないと危険性があるということです。
この補償内容に不安がある方は、「配達中以外にも適用される」「対物対人は無制限」の任意保険に入ることをおすすめします。
月々数千円からで加入できる保険もあります。長時間・長期間配達する方は特に、人生何が起こるか分からないので、原付配達であっても任意保険に加入した方が安心かなと思います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイク・原付は稼げる?
もしこのような疑問をもっているのであれば、バイク・原付は、間違いなく稼げるので安心してください。
バイク・原付最大のメリットは、「移動が速い、かつ疲れにくい」です。
フードデリバリーの仕事で稼ぐポイントは、「いかに効率よく件数を積み重ねられるか」です。
自転車と比較すると、原付やバイクはスピードが出るので、単純に移動時間が短くなり、同じ時間稼働しても1日にこなせるオーダーの数が増えます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬は、「配達距離」と「配達時間」によって毎回変動します。
ドロップ先が遠いほど、配達調整金が高くなりやすいので、ロングドロップのオーダーを受けやすい原付・バイク配達は、とても稼ぎやすいと言えるでしょう。
また、ペダルをこぐ必要がなく、長時間の配達にも向いているので、体力に自信がない人でも、稼ぎやすい環境を整えることができるのです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイク・自転車で稼げるのはどっち?
では、バイクと自転車、どちらの方が稼げるのでしょうか?
まずは両者のメリット・デメリットを下記にまとめました。
自転車のメリット
まずは、自転車で配達するときのメリットをみていきましょう。
自転車のメリット
- ショートドロップ(短距離配達)のオーダーが受けやすく、配達件数を稼ぎやすい
- 運動できて健康に良い
- 一方通行などの道路の規制にかかりにくい
- 細い道、狭い道でも小回りが利く
- 商店街などの歩行者天国でも車両を押せば移動できる
- 車両メンテナンス費・維持費が安い
- 駐車スペースに困らない
自転車ならもともと持っている人も多く、維持費もあまりかからないので、低予算で始めることができます。
また自転車は機動力があるので、入り組んだ道でも最短距離で移動でき、配達件数を重ねることができます。
自転車のデメリット
一方、自転車配達のデメリットは何があるでしょうか。
自転車のデメリット
- 体力の消耗が激しい
- 天候の影響を受けやすい(雨や風)
健康的である一方、1日に何十キロも走ることになるので、毎日長時間稼働するなら、かなりの体力が必要です。
また、雨や風の影響を受けやすく、転倒の危険も高くなるので、注意が必要です。(ですが、悪天候の日は注文も増え、インセンティブもつきやすいので稼ぎ時でもあります!)
原付・バイクのメリット
続いて、原付・バイクのメリットをみていきましょう。
原付・バイクのメリット
- ロングドロップ(長距離配達)のオーダーを受けやすく、配達単価が高くなりやすい
- 体力の消耗が少なく、長時間続けられる
- 自転車よりもスピードが出る
- 原付以上のバイクなら、二段階右折も不要
- ルーフ付きの車両にすれば、雨風の影響を受けにくい
体力の消耗が少なくて済むので、長時間、高単価の案件を受け続けることができるので、稼ぎやすくなっています。
原付・バイクのデメリット
原付・バイクのデメリット
- 細かい切り替えがしにくい
- 渋滞に巻き込まれる可能性がある
- 車両進入禁止の道があると遠回りしないといけない
- 車両メンテナンス費が高い
- ガソリン代がかかる
- 交通違反のリスクがある
- 駐車スペースの確保が難しい
高単価を狙いやすい反面、初期費用や維持費などがかかるので、どうしても持ち出しがかさんでしまいがちです。
自分にあった方を選ぼう!
見て頂いた通り、自転車・バイクには、それぞれメリット・デメリットがあるので、一概にどちらの方が稼げると断言するのは正直難しいです。
また、自転車のほうが有利なエリア、原付・バイクのほうが稼ぎやすいエリアもあるので、自身が稼働するエリアの特徴を考慮して、稼ぎやすい方を選ぶのが良いでしょう。
どちらにも共通して言えるのは、まずは「オーダーが入りやすいエリア(世帯数が多い・加入店が多い・繁華街が近いなど)」を見極めて、ピーク時(ランチタイム・ディナータイム)を狙って稼働するようにしましょう!
Uber Eats(ウーバーイーツ)の稼ぎやすいエリアについては、下記の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はご覧ください。
■Uber Eats(ウーバーイーツ)はどれくらい稼げる?稼げるエリアや時間帯・給料・収入を解説!
Uber Eats(ウーバーイーツ)でバイク・原付のまとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)のバイク・原付にまつわる話を解説してきました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達はバイク・原付でも十分に稼ぐことができます。
ですが、自転車に比べると、登録手続きや任意保険、125ccを超えるバイクなら、事業用車のナンバープレートがいるなど、少し複雑なところがあるのは事実です。
どんな手段で配達するにしろ、これから配達パートナーに登録しようと考えている方は、ルールをしっかり守り、自分の働き方や稼働エリアにあった配達手段を選んでみてはいかがでしょうか。