新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
日本に住んでいれば、いつでもだれでも気軽に始めることができるUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナー。
難しい技術や知識がなくても稼ぐことができるので、本業・副業どちらもおすすめのお仕事です。
では、Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬の仕組みはどうなっているか知っていますか?
- Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの報酬の計算方法
- 月収や時給について
- 報酬の受け取り方法 など
今回は、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーの報酬に関して知っておくべき情報をまとめました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬の仕組みは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬は完全歩合制です。
「1件配達すれば〇円」という成果報酬の形式をとっているので、通常のアルバイトとは仕組みが大きく異なります。
配達件数を重ねることで報酬を得ることができるので、自転車にのって移動しているだけでは、何時間運転しようが一切お金は稼げません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼ぎたいなら、とにかく1件の配達にかかる時間を短くし、配達件数をこなせるかを意識する必要があります。
具体的なUber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬の計算方法は、このようになっています。
配達報酬を構成する項目を簡単に解説すると下記のようになります。
ポイント
- 基本金額:配達にかかる距離・時間に基づいて決められる基本報酬
- 配達調整金額:イレギュラーなことが起きてロスした時間を補う報酬(詳細後述)
- サービス手数料:配送料の10%が手数料として引かれる ※インセンティブやチップには手数料はかからない
- インセンティブ:クエスト・ブースト・ピークなどの追加報酬
基本金額
配達報酬の一番ベースとなるのが、「基本金額」と呼ばれる報酬です。
まずこの基本金額についてですが、「1回〇円」「何キロ配達したから〇円」という計算方法が公表されていません。
つまり、私達が基本金額を計算することはできず、ここで「基本金額は1件あたり〇円です」と紹介することもできなくなってしまいました。
現在の報酬体系では、「配達にかかる時間と距離」に応じて、また「商品の受取場所や配送先が複数あるかどうか」を加味して、自動的に算出されます。
以前は「お店から注文者まで」の距離が料金に反映されていましたが、新報酬の仕組みでは、「注文を受けた場所からお店まで」の距離も、報酬に反映されるようになりました。
配達調整金額
「配達調整金額」は、下記の状況下で配達をした際に付与されることになっています。
- 通常よりも交通状況が混雑している場合
- レストラン到着時に料理が完成しておらず、商品受け取りまでに時間がかかる場合
- 他の配達パートナーが少なく、通常よりも配達の需要が高い場合
配達員のせいではなく、仕方のない理由で配達が効率良く進められなかったときに、調整金がもらえるようになったので、配達員側のストレスは軽減されたと言えるでしょう。
そして、この配達調整金の詳細な内訳、計算方法も非公表なので、どんな基準で支給されるのかは、不明ですが、およそ100~200円程度といったケースが多いようです。
サービス手数料
配達報酬の中から、サービス手数料として「基本金額の10%」が差し引かれます。
ちなみに、インセンティブ(追加報酬)には、サービス手数料はかかりません。
インセンティブ(追加報酬)
Uber Eats(ウーバーイーツ)のインセンティブ(追加報酬)には、以下のようなものがあります。
- ブースト
- クエスト
- ピーク料金
もう少し具体的に解説しましょう。
ブースト
注文が多い時間帯や曜日、配達エリアにおいて、基本金額の倍率が増加する追加報酬のことを「ブースト」と呼びます。
仕事内容は、通常と全く同じですが、配達員のニーズがより高いタイミングで配達することで、効率良く稼ぐことができる仕組みになっています。
倍率は様々ですが、1.1倍〜1.4倍あたりが多くなっています。
ちなみにブーストは、先程解説した「配達調整金額」にはかからず、基本金額にのみ倍率がのります。
クエスト
指定された期間内に達成した配送件数にあわせて、通常の配送料とは別に支払われる特別報酬を、クエストと呼びます。
こちらも配達員によって、提示される条件・報酬額は異なってきますが、「25件配達したら+2,500円」「70件配達したら+10,000円」のような条件が設定され、達成する度に特別報酬がもらえます。
このクエストは自身で選ぶことができますが、2021年12月以降、仙台・東京・横浜・京都・大阪・神戸・岡山・広島・福岡の9エリアに関しては、Uber Eats(ウーバーイーツ)からクエストが指定されるようになりました。
クエストの情報は、随時Uber Eats(ウーバーイーツ)からメールでアナウンスが入ります。配達員が不足しがちなタイミング(週末や悪天候の日など)に発生しやすいので、最新情報は見逃さないように気をつけましょう。
ピーク料金
最後のピーク料金は、配達員が不足しているエリアでリアルタイムに発生する特別報酬のことです。
通常の配送料に加えて、120円〜180円程度の追加報酬をもらうことができます。
土日の週末は注文が増えますし、注文が入りやすいピーク時(11時〜14時ごろ、18時〜21時ごろ)や雨の日にも注文が増え、配達員が足りなくなる(=Uber Eats(ウーバーイーツ)側は、報酬を上げてでも配達員を確保したくなる)ので、稼ぎ時です。
ウーバーイーツの一回の報酬はいくら?
報酬の仕組みを詳しく解説しましたが、「じゃあ1件配達したら、いくらもらえるのか?」と気になると思いますので、少し触れておきます。
今現在の、Uber Eats(ウーバーイーツ)1件当たりの配達報酬は、平均500~550円くらいだと覚えておきましょう。
当然、配達報酬額は一律ではなく、毎回1円単位で変わります。
ブーストやピーク料金が適用されれば報酬は高くなるし、クエストを達成すれば追加報酬ももらえます。
今回は、インセンティブのなかで紹介しませんでしたが、Uber Eats(ウーバーイーツ)ではチップ制度があるので、お客さんからチップをもらうこともあります。
金額はあくまでも参考程度にご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の100回配達報酬ってなに?
「Uber Eats(ウーバーイーツ)の100回配達報酬」とは、配達パートナーの登録が完了してから30日以内に、100回配達するともらえる特別報酬のことです。(または、配達パートナーの稼働に期間が空いて再始動した場合にも発生します)
先程解説した「クエストの長期間バージョン」と認識していただければ、分かり易いと思います。
100回配達報酬と呼んではいますが、厳密にいうと100回達成しなくても、10、30、50など配達回数に応じた追加報酬がもらえる特別クエストのことを指しています。
100回達成報酬も金額や条件が全員共通ではなく、登録する時期にもよって変動しますので、自身の条件を確認してから、金額も大きいのでなるべく達成できるように稼働してみましょう!
報酬額の目安としては、12,000~15,000円です。
もちろん、特別報酬の他に通常の配送料(およそ50,000円)は稼げているので、プラス1万円以上のボーナスがもらえるといった感じです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬の引き下げとは?
2021年5月に行われた、Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬改定、報酬引き下げについて、少し詳しくチェックしておきましょう。
冒頭で紹介したように、Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬体系は下記のようになりました。
- 配送料=(基本金額+配達調整金額)-サービス手数料+インセンティブ
新報酬体系は改悪?
まず注目してほしいのは、1件あたりの配達報酬の計算式が非公表になってしまったことです。
多くの配達パートナーが実際に稼いだ金額から推測することはできるのですが、非公表になってしまった以上、正確な算出方法は分かりません。
ただ、新しい報酬体系になった時、このような変化もありました。
- リクエストを受けた時に、配達先が分かるようになった
- リクエストを受けた時に、想定報酬額が表示されるようになった
これらは、配達アプリの良い仕様変更と言えるので、全てが改悪だったとは言えません。
ですが、「引き下げ」というくらいですから、平均配達報酬額が以前と比べて安くなってしまったことは事実です。
さらに、報酬改定後「基本金額」と「配達調整金額」の報酬に占める割合を比較したとき、ベースは変わらない「基本金額」が下げられ、毎回状況によって変動する「配達調整金額」の割合が大きくなったことが分かっています。
会社員の給料で例えると「基本金額」が基本給で、「配達調整金額」は残業などの手当金、「インセンティブ」はボーナスにあたります。
トータルの報酬金額が変わっていなくても、毎回固定の基本金額が下がり、都度変動する(計算方法不明で、運営側が調整できる)配達調整金額が上がっている状況は、決して好ましい状況とは言えないかもしれませんね。
新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
ウーバーイーツの報酬は安い?
ここまでの説明を見ていると、こう感じる方もいるでしょう。
- なんだウーバーイーツの配達報酬は安いのか…
- 配達報酬が下がったなら、やめた方がいいのか…
少しネガティブなイメージを持った方もいると思います。
確かに以前と比べると、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬は安くなってしまいましたが、決して稼げない訳ではありません。
まだまだ工夫すれば、Uber Eats(ウーバーイーツ)でも十分稼ぐことができます!
どうすればUber Eats(ウーバーイーツ)の配達員でも稼ぐことができるのか、ポイントを確認していきましょう。
より稼ぐために工夫できるポイント
配達員として効率よく稼ぐための一番のポイントは、「いかに待ち時間を減らして効率よく配達できるか」です。
成果報酬の仕事なので、待ち時間に時給は発生せず、配達件数がダイレクトに報酬額に影響します。
ここでは、効率よく配達するために意識すべきポイント、工夫できるポイントを紹介します。
配達報酬が引き下げられてしまったUber Eats(ウーバーイーツ)ですが、上記のようなことを常に意識・工夫し、インセンティブを効果的にからめていけば、まだまだ稼ぐことができます。
考えて稼働すれば、同じ時間、同じ件数配達しても、獲得金額に大きな差が生まれてくるので、必ず頭に入れておいてください!
出前館などの他の配達員と掛け持ちするのもあり!
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは兼業OKです。
より稼ぎたいなら、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーだけに固執せず、出前館をはじめとする他の会社の配達員と掛け持ちして働くことで、より効率よく稼ぐことができます。
「Uber Eats(ウーバーイーツ)でオーダーが入らない時に、出前館のアプリを起動してオーダーを受ける」といったことができれば、待ち時間を減らす効率よく稼働し続けることができます。
どの配達員にもメリットがあるので、一つに絞るのではなく、掛け持ちすることも選択肢の一つに入れてみましょう。
ちなみに出前館の業務委託配達員は、現在、1件あたりの配達報酬1,980円と業界最高レベルの報酬単価になっていますので、気になる方は是非調べてみてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料は?稼げる?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員は、どのくらい稼げるのか具体例をあげて確認してみましょう。
繰り返しになりますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達報酬は、働くエリアや時間帯・配達距離・注文状況・ライバルの稼働状況・配達車両・天候・インセンティブなど、様々な要因が組み合わさって決まるため、一律で説明するのは難しいです。
今回は1件あたりの配達報酬を「500円」と仮定して、1ヶ月の報酬額を算出してみました。
【ウーバーイーツ初心者】平日5日稼働 ※副業
配達初心者は、1時間に2件配達できると考えます。
平日5日間(本業の仕事終わりに3時間稼働)働いたら、どれくらい稼げるでしょうか。
- 1時間(2件配達):500円×2件=1,000円(時給)
- 1日(3時間稼働):1,000円×3時間=3,000円(日給)
- 1ヶ月(23日稼働):3,000円×23日=69,000円(月給)
週末は休み、平日に毎日3時間コツコツ配達すれば、1ヶ月で69,000円稼げます。
副業としては、十分な金額と言えるでしょう。
【ウーバーイーツ中級者】週末2日稼働 ※副業
2つ目が、週末だけがっつり稼働する副業パターンです。
配達レベルは中級者として、1時間あたり3件配達できると仮定します。
- 1時間(3件配達)⇒500円×3件=1,500円(時給)
- 1日(8時間稼働)⇒1,500円×8時間=12,000円(日給)
- 1ヶ月(8日稼働)⇒12,000円×8日=96,000円(月給)
週末の副業だけでも96,000円稼げることが分かりました!
1ヶ月働き続けることになってしまうので無理は禁物ですが、給料が+10万円になると、かなり家計が潤いますよね。
【ウーバーイーツ上級者】週6日稼働 ※本業
最後の3つ目は、本業配達員のパターンをみておきましょう。
仮に週6日稼働、1時間に4件配達し続けられたとしたら、獲得報酬はどうなるでしょうか。
- 1時間(4件配達)⇒500円×4件=2,000円(時給)
- 1日(8時間稼働)⇒2,000円×8時間=16,000円(日給)
- 1ヶ月(27日稼働)⇒16,000円×27日=432,000円(月給)
専業の配達員として1ヶ月詰めて働けば、なんと40万円以上稼げるということが分かりました。
今回の計算は1件500円の計算ですが、ここにインセンティブや配達エリア、稼働時間帯などを考慮すればさらに金額をアップさせることができます!
自分の頑張りが報酬金額に直接反映されるので、やりがいにも繋がります!
Uber Eats(ウーバーイーツ)の時給はどれくらい?
厳密にいうと、成果報酬のUber Eats(ウーバーイーツ)に「時給」の概念はありませんが、「時給計算」した場合も目安をまとめておきます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の時給換算
- 配達パートナー初心者:500~1,000円
- 中級者:1,000~1,500円
- 上級者:1,500~2,000円
大前提ですが、配達エリア・配達パートナーの経験値・オーダー・天候・配達車両など様々な条件で大きく変わります。
また、ここにクエストなどのインセンティブも加算されるので、あくまでも参考程度にご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬受け取りの口座は?
最後に、獲得した報酬の受け取りについて解説します。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼いだ報酬は銀行振り込みになるので、銀行口座を登録することになります。
おすすめ銀行・登録できない銀行があるので、覚えておきましょう。
ウーバーイーツの銀行口座事情
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、2020年5月まで海外送金で入金されていました。
その影響で、海外送金にかかわるトラブルが多数報告されていましたが、国内送金に切り替わってから、その問題は大幅に解消されました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で使えない銀行口座
Uber Eats(ウーバーイーツ)には、登録できない銀行がいくつかあります。これらをメインバンクにしている人は気をつけましょう。
上記の銀行は、報酬受け取り口座として登録することはできません。
ただし、ネット銀行のうち、オリックス銀行、新生銀行、ソニー銀行などの一部銀行は登録できるようになっています。
登録できる銀行かどうか調べたい場合は、銀行口座の登録場面で、「トップダウンメニューに表示させている銀行は登録できる、一覧にない銀行は登録できない」と考えて調べてみてください。
報酬受け取り口座としておすすめ銀行
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬受け取り口座としてオススメの銀行は、トラブルの報告件数の少ない、「三井住友銀行」と「三菱UFJ銀行」です。
ちなみに、振込手数料は一切かからないので、安心してください!
Uber Eats(ウーバーイーツ)の給料日は?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は週払いです。
月曜日の朝4時が締め日になっており、火曜日以降に随時入金される仕組みになっています。
若干誤差はありますが、だいたい水曜・木曜くらいまでには入金されているケースがほとんどです。
ちなみに、現金払いのオーダーを受注した場合、受け取った現金がそのまま報酬になります。
この時、配送料よりも多く受け取っている場合は、差額が他案件の配送料と精算されたり、カードで精算することができます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬のまとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬について、解説しました。
2021年5月以降報酬が引き下げになったとはいえ利用者も多く、配達件数を積み重ねることができるので、Uber Eats(ウーバーイーツ)はまだまだ稼げます。
出前館などの他配達員とも組み合わせながら、効率良く配達していきましょう。
少しでも気になった方は、登録方法もとても簡単で、とくに資格も必要ありませんので是非登録してみましょう!