新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
Uber Eats(ウーバーイーツ)(Uber Eats(ウーバーイーツ))とは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)は海外発祥の「料理宅配サービス」のことで、日本では2016年からサービスが開始されています。
日本ではサービスが開始されまだ間もないですが、関東や中部、近畿などの主要エリアを中心に年々エリアを拡大し、サービスを委託する側の飲食店、サービスを利用する側の注文者もそれに伴い、年々増加傾向にあります。
全国的にUber Eats(ウーバーイーツ)の需要が高まりつつあるなか、事業を支える配達員である配達パートナーも増加傾向にあり、働く側にとっても現在注目されているサービスのひとつであると言えるでしょう。
他の宅配サービスとの大きな違いは報酬の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ)のことを語る上で、よく比較対象に挙がるのが、同じく全国対応で宅配サービスを展開する「出前館」なのですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)は出前館などの他の一般的な宅配サービスと決定的な違いがあり、それが契約と報酬の仕組みです。
個人事業主として契約を結ぶ
出前館や他の宅配サービス、または飲食店や小売業などでアルバイトやパートタイマーとして働く際は、会社と個人との間で雇用契約を結び、その契約に応じて時給なり日給なり等の給料が支払われますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)の場合は事情が異なります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達員として働く場合は、Uber Eats(ウーバーイーツ)と個人事業主として契約を結ぶため、時給や日給などといった給料ではなく、完全出来高制によって発生する報酬が収入となります。
従業員ではなく個人事業主として契約を結ぶことが、配達員を「配達パートナー」と呼ぶ所以と言えるでしょう。
報酬は完全出来高払い
Uber Eats(ウーバーイーツ)で得ることができる収入が、完全出来高制であることも、一般的なサービスと比べ大きな違いであると言えます。
一般的な企業や会社、お店であれば、アルバイトやパートタイマーの方は、時給や日給によって給料がある程度固定されますが、Uber Eats(ウーバーイーツ)の場合は完全出来高制であるため、収入が変動する要素が大いにあります。
収入に安定を求める方にとっては、不安定ととることができますが、逆に考えれば自分の裁量次第でより高い収入を得ることができるとも言えるので、仕事量に応じてより多くの収入を目指す方にとっては、魅力的な報酬システムだと言えるでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)は基本報酬がエリアごとに異なる
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、各項目からなる金額から算出します。
報酬の算出方法 |
基本報酬×ブースト+特別キャンペーン-サービス手数料=報酬 |
このようになっており、それぞれの項目をしっかりと理解することが、Uber Eats(ウーバーイーツ)でより多くの報酬を得られる大きなポイントのひとつと言えます。
基本報酬とは、配達ひとつに対して発生する報酬、ブーストとはさまざまな要素によって変動する数値、特別キャンペーンとは不定期で実施されるイベントや季節に応じた追加報酬、サービス手数料は報酬から差し引かれる手数料と、項目それぞれに意味があります。
稼げるエリアが異なるのはエリアによって設定金額が違うから
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーとして働く場合、稼げるエリアとそうでないエリアが存在します。
要因はさまざまですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)での報酬は基本報酬に比重が大きくかかっており、その基本報酬が「エリアによって金額が異なる」ため、このことがエリアによる報酬の差別化を生んでいる一番の要因とも言えます。
基本報酬は3つの項目で構成されており、その項目ひとつひとつに設定金額が設けられており、その設定されている金額がエリアによって異なります。
各項目のエリア別金額は以下のようになっています。
エリア | 都道府県 | 受け取り料金 | 受け渡し料金 | 距離料金(1km) |
関東 | 東京 | 265円 | 125円 | 60円 |
埼玉 | 265円 | 125円 | 60円 | |
千葉 | 265円 | 125円 | 60円 | |
神奈川 | 250円 | 120円 | 60円 | |
中部 | 愛知 | 215円 | 105円 | 60円 |
近畿 | 大阪 | 215円 | 105円 | 60円 |
京都 | 215円 | 105円 | 60円 | |
兵庫 | 215円 | 105円 | 60円 | |
九州 | 福岡 | 215円 | 105円 | 60円 |
これは、2019年12月にUber Eats(ウーバーイーツ)が公表した金額ですが、一番高いのが東京を中心とした関東エリア、次いで中部、近畿、九州と同等の金額で続いています。
項目ひとつひとつの金額自体に大きな差はありませんが、これを時間給で計算した場合、大きな差が生じます。
例えば東京と大阪で1kmの配達を行った場合、東京の基本報酬は1配達に対して450円、大阪が1配達に対して380円になります。
これを1時間当たり4件ずつ配達を行った場合、東京は「450円×4=1800円」、大阪は「380円×4=1520円」と、基本報酬だけでも時間給で280円もの差額が生れます。
新規募集停止が間近?出前館配達員が実は稼ぎやすい?
このように、項目だけをみればわずかな差額であっても、時間給で換算すると大きな差額として見えてくるので、Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーとして稼ぐ場合は、まずは基本報酬の仕組みをしっかりと理解しておくことが大事だと言えるでしょう。
ちなみに、実際に私や、私以外のUber Eats(ウーバーイーツ)配達員の1ヶ月の給料や時給を知りたい方は、詳しく下記ページで公開しているので見てみてください。
エリア別の配達事情を知る
基本報酬を理解し、単価の高いエリアで働くことが大事なのも確かですが、単価が高いと言え必ずしも稼げるとは限りません。
例えば「○○エリアは単価が高いが依頼件数が少ない」「□□エリアは単価が低いが依頼件数が非常に多い」、これらのような場合、単価は低いが依頼数が多い□□エリアの方が結果的に稼げていることもあります。
いくら1配達の単価が高くても、配達依頼がないと報酬が発生しないので、そのエリアの宅配需要や配達事情などを踏まえることも大事なポイントと言えるでしょう。
→Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー公式登録ページ
Uber Eats(ウーバーイーツ)稼げるエリアを見極めるポイント
ここまで検証した情報を踏まえ、ここからは、Uber Eats(ウーバーイーツ)稼げるエリアを見極めるポイントを解説していきます。
需要の高さが報酬に直結
上記の「エリア別の配達事情を知る」でもあったように、「単価が高い=高い報酬」と簡単には言えません。
いくら1配達当たりの単価が高くても、依頼件数が少なければ数をこなすことができないため、高額報酬に繋がりません。
低すぎる単価も問題ですが、単価を追い過ぎて需要を見失うと、仕事そのものが少なくなってしまうこともあるため、エリアの単価調査を行った際は、必ずそのエリアの需要の高さも調査しましょう。
需要の高さは、そのエリアの人口や、企業の多さ、また、同じようなサービスを展開する競合など、さまざまな要素によって分析することができます。
単価と依頼報酬のバランスを見極めて、効率的な稼働を行うことが、自分にとってのUber Eats(ウーバーイーツ)の稼げるエリアと言えるでしょう。
インセンティブも影響
Uber Eats(ウーバーイーツ)での報酬はエリアによる基本報酬とは他に、上記でも少しあった「ブースト」「特別キャンペーン」などといった、インセンティブも報酬に影響します。
ブーストとは、エリアや時間帯、曜日などさまざまな要素によって変動する数値、特別キャンペーンとは季節やイベントなどによって発生する追加報酬とイメージすればわかりやすいです。
ブースト | 曜日や時間帯によって変動する数値で、基本報酬に算出された数値を掛け算します。例えばブーストの数値が1.2で基本報酬が500円だった場合、ブーストの金額は100円と言うことになり、これが追加報酬として加算されます。 |
特別キャンペーン | 不定期で実施される季節やイベント、ミッションなどに応じて追加される報酬で、例えば「○○回配達達成で追加報酬□□円」や「この時期は□□円報酬を追加」など、時と場合によって内容はさまざまです。 |
効率的に回りやすいエリアか
そのエリアが効率的に回りやすいかどうかも、稼ぎやすいエリアの見極めには大事なポイントです。
効率的に回りやすければ、その分1時間あたり配達件数も増加し、結果として時給換算で高い報酬を得ることにもつながります。
自転車で配達する場合は、自転車が運転しやすいエリア、原付で配達する場合は原付で回りやすいエリアをそれぞれしっかりと調査し、より効率的な配達を心掛けましょう。
まとめ
ここまで、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーでの稼ぎ方や稼げるエリアなどについて検証してきました。
ポイントになるのは、「エリア別での報酬金額を知る」「エリアでの宅配需要を知る」「自分のスタイルに合ったエリアで効率的に配達をする」これら3つのことが、稼げるエリアや稼ぎ方のポイントと言えます。
自分が希望する配達エリアの単価や需要、効率的に配達を行うための事前調査とスタイル作りをしっかりと行い、効率的に仕事をこなして報酬を得るよう心掛けましょう。