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2018.07.07SPE

『POWER HALL 2018』
7・10後楽園ホール大会
全カード見どころ⑤

「中嶋vs野村の不敵な打撃戦と
北宮vs神谷のパワフルな激突」

⑤NATURAL BORN WARRIORS(30分1本勝負)
中嶋勝彦&マサ北宮vs神谷英慶&野村卓矢

第1弾興行にラインナップされた中嶋勝彦の名を見て密かに「おっ!」と思ったファンは多かっただろう。中学で長州力にスカウトされ業界入りした中嶋はその後、佐々木健介に師事。以後は接点が途絶えてしまったが、月日が流れこのような形でグッと距離が近づいた。

長州は「そこ(二人の関係性)はひっつけない方がいいですよ」と発言しており、過去を意図した上でのオファーというわけではなさそう。中嶋も1・14後楽園の試合後に触れることはなかった。

その日、第1試合で組まれた中嶋と奥田啓介のシングルマッチは、長州力がプロデュースする興行のスタートにふさわしい緊張感に満ちた試合となった。IGFでプロデビューし、猛者の中でもまれてきた奥田は27歳の武闘派。業界的ポジションでは遥か上にいる中嶋を食ってやろうと、ケンカ腰で仕掛けていった。

赤い炎をメラメラとたぎらせる奥田に対し、中嶋は表情を変えることなく重い打撃でやり返す。同じ炎でも青く、どこまでも深みを漂わせる熱さをこの日はまとっていた。最後はバーディカルスパイク(垂直落下式ブレーンバスター)で奥田の息の根を止めると、冷たくギラついた目で見下ろしていた。

この試合を見て、WJ旗揚げ戦オープニングマッチの石井智宏vs宇和野貴史戦をオーバーラップした者は何人いただろう。“ど真ん中のプロレス”を掲げた同団体の方向性を決定づけるような石井のあらぶるファイトは、今なお語り継がれている。

同じく長州が起ち上げ、そして重要な一発目に何を見せるかというシチュエーション。あの日、中嶋も旗揚げ戦の会場にいた。言葉で提示される答えなどなくとも、見る側が自分なりの意味を見いだして噛み締めるのもプロレスである。

そんな中嶋はセミ前にGHCタッグ王者組のパートナー・マサ北宮とのコンビで登場。「ジ・アグレッション」として活動する二人はノアのタッグ戦線で暴れ回っている。マサ斎藤さんにインスパイアされた北宮がワイルドな風貌とスタイルを担っていたが、最近では中嶋の方も髪とヒゲを伸ばし不気味な笑みを浮かべながら、重いキックをガンガン放つようになった。

一部で「怪奇派」とまで呼ばれる中嶋だが、打撃が得意と聞いて黙っていないと予想されるのが、大日本プロレスの野村卓矢。キャリア的には2年3ヵ月ながら、先輩を先輩と思わぬふてぶてしさでどんどんキックや張り手を見舞う、恐れ知らずの24歳だ。

野村は昨年、ノアの「グローバルタッグリーグ戦」に清宮海斗とのコンビでエントリーされ、公式戦でジ・アグレッションと対戦している(4・23金沢。北宮が清宮に勝利)。不敵なニヤリとする中嶋に対し、野村は無表情のままアグレッシヴに出るからこちらもある意味怖い。加えて、この日のメインに出場する橋本大地とのコンビ「大神」で活躍する神谷英慶のパワーと北宮の瞬発力のぶつかり合いも、中嶋vs野村に劣らぬ迫力を見せつけるだろう。

ノアとストロングBJが激突するだけでも大きなポイントとなり得るが、激しさという部分でこの試合はセミやメインを凌駕する可能性を秘めている。刺激的な4人のぶつかり合いの果てに、勝者としてリングへ立っているのは誰だ!?

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