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2018.06.13LIDET

Special Interview vol.3
黒潮”イケメン”二郎 選手
「いい意味で第二の伊橋剛太になります」

7.10後楽園ホール
POWER HALL 2018 -Battle of another dimension-
特別企画 THE インタビュー 第3弾

長州力プロデュース興行7・10後楽園ホール大会のメイン(長州&関本大介&ヨシタツvs秋山準&橋本大地&黒潮“イケメン”二郎)でもっとも長州と対極をなす人間は誰がどう見ても黒潮“イケメン”二郎だろう。テーマ曲をフルで使い切る長い入場シーン、ジャケットを着たままのファイト、何よりも常に明るさをまとい対戦相手もパートナーも、そして観客も“イケメンワールド”に引き込んでしまうのがこの男は、天下の長州の前でなにをやらかそうとしているのか。
(聞き手・鈴木健.txt)

<『HELLO』がかかっているうち
 怒った長州さんが出てくるかも>

――イケメン選手は世代的に全盛時の長州力をリアルタイムでは見ていないですよね。
イケメン そうですね。マグナムTOKYO、スペル・デルフィンを見て育ったんで、長州さんをすごく見ていたというわけではないんですけど、もちろんその存在は知っているし今までの偉業も知っているし、何よりも長州力vs安生洋二のあの試合ですよね。あと追いで見ています。ただ、知っている知ってない、好き嫌いとかそういうのを抜きにしても今回のカードはかなりワクワクしています。自分のレスラー生活の中でまったくかかわるとは思っていなかったのが、長州さんだったんで。船木(誠勝)さんの弟子になったことよりもあり得ないことだよなって思います。カードが決まるや、僕のことを知ってくれている人たちがけっこう「イケメンと長州力の絡みは見たいよ!」って言ってくれるんで、やっぱりその引きの強さが全然違う。
――単純に、あまりにもプロレスラーとしてのカラーやスタイルが違いすぎますからね。
イケメン 芦野(祥太郎)とやった時に正反対って言っていましたけど、そんな次元じゃないですからね。違う世界に住む者同士っていう感覚…火星vs土星みたいなものですよ。
――イケメンvs芦野は南極vs北極だけど、長州さんは同じ地球上の生命体同士ではなく異性人と対戦するような。
イケメン そうそう。僕は太陽になりたいから、長州さんが月に見えるように試合を持っていきます。
――長州力が月に見えるような闘いって、どんな試合の組み立て方なんですか。
イケメン ウハハハッ、わからない。リキ・ラリアットを誘ってよけまくったらイライラするんだろうなあとは思いますけど…でも、イケメンとして闘うことは間違いないんで。長州さんの前で何回側転できるかだったり、長州さんにジャケットパンチ(ジャケットの袖をつかんでのパンチ)を見舞ったりしかり。
――そもそも入場の時点で長州さんはイラつくでしょう。いつも通り福山雅治さんの『HELLO』をフルサイズ使うつもりなんですか。
イケメン もちろん! もしかすると待ちきれなくて『パワーホール』がかかる前に『HELLO』で出てくるかもしれない。
――長州さんが『HELLO』で出てきたらかなり衝撃的です。
イケメン そうなったとしても僕は存在感で負けないです。それ以外の勝負論、パフォーマンスすべてにおいても。長州さんを昔の人とは言わないですけど、今の人という言い方は当てはまらない人物だと思っているのに対し、俺は自分を今の人と思っているのでそれで負けてしまったら、それまでの人ということになってしまう。だから、ひとつふたつじゃなくてドエラいものを残してやろうと思います。
――それは長州さんの中に残すということですか。
イケメン 長州さんという人物を前に置いた上で、世の中に。WRESTLE-1の黒潮“イケメン”二郎ということではそこそこ知名度は上がってきていると思うんですけど、見たことあるかないかでいったら見たことない人の方が圧倒的に多いと思うんで、ここで長州さんの存在を利用してアピールすれば、知名度が格段に上がるじゃないですか。
――あの年代の知名度はプロレスの枠を超えていますからね。
イケメン 藤波(辰爾)さんとは何度か前の団体(Wrestling New Classic)でやっているんですけど、長州さんは一度もなかったですからね…あ、そうだ。今思い出したんですけど、WNCの時に「ジャパニーズクラシック継承マッチ」っていって長州力&藤波辰爾vs黒潮二郎&土肥孝司っていうカードをTAJIRIさんが組もうとしたことがありました。
――まだ“イケメン”ではなかった水泳帽を被っていた頃?
イケメン そうです。だけど、長州さんの中に「女子が出るリングには上がらない」というこだわりがあったみたいで、それで最終的には藤原喜明さんと僕が組んで藤波さん&土肥孝司というカードになったんです。
――接点ができかけていたんですね。
イケメン だから、そこで実現しなかったことでよけいに自分の中では絡む日はないんだろうな思っていました。プロレスラーであるならば、誰もが一度は肌を合わせてみたい方ですよね。
――あの威圧感は、長州力と絡まない限りは味わえないでしょう。
イケメン 吸い込まれそうになったのは武藤(敬司)さんでしたね。立ってこっちを見られているだけで、こんなに体が動かなくなっちゃうのか!?っていう圧がすごくて、これが武藤敬司なんだと思いました。でも…それ以上なんでしょうね、長州さん。



<この6人タッグ戦は自分にとって夏休み前の期末試験>

――武藤さんとは圧の質がまた違うでしょう。より殺気があるというか。
イケメン 体毛とか全部立っているんだろうなあ…今までリングの上で一番怖い思いをしたのが、西調布にあった格闘技アリーナのリングで練習していた時で、キャンバス上にたった1箇所だけ小さい穴があったんです。ランニング・シューティングスターの練習を裸足でしていたら、たまたまそこに足の親指が入っちゃって半分取れたんですよ。
――足の指が取れた!?
イケメン 骨も飛び出ていて、あまりの痛さと恐怖で「ウガーッ!」とのたうち回っているのに、周りのみんなは「何やってんだ、あいつ?」「また騒いでるよ」としか思ってくれなくて。自分で救急車を呼んで一人で病院にいって診てもらったら骨折していて、すぐ手術を受けて縫いました。それでも10日後の試合には出ましたけど、その時の小さな穴が人生における一番の恐怖の相手。今回は、その小さな穴と同じぐらいの恐怖ですね。
――長州力とリング上の小さな穴が一緒…。
イケメン だから長州さんと闘う場合はリングシューズを履かないと。でもなあ、確実に入場のせいで俺に対し怒ってくるだろうからなあ。
――確定事項です。
イケメン じゃあ、さらにオイシイです。そこを楽しみにお客さんには来てほしい。長州さんの試合としては確実に新しいモノを見せられます。
――誰もが長州さんの世界に引き込まれてしまうものです。
イケメン 武藤さんの試合の時、武藤さんにブーイングが起きたじゃないですか。あれって新しいことだったわけで、長州さんとの試合でも新しい何かが生まれる予感がしています。ただ、武藤さんとはシングルマッチでしたけど今回は6人タッグマッチなんでちょっと頑張らないと…関本さんもヤバいですし、ヨシタツさんとも初めて闘うし、秋山準&橋本大地と組むのも初めてと何もかもが新しいんで、僕からしたらトイザラスみたいなところですよね。そのおもちゃ箱を7月10日に開けた時、何が入っているか。
――リキ・ラリアットを味わってみたいですか。それとも極力食らいたくはないですか。
イケメン 正直、味わってみたいですけど食らって伸びて秋山さんに怒られるのは嫌です。試合終わってから食らいたいな。
――でも長州さんは試合が終わったらすぐリングを降りてしまいますよ。この前、長州さんを取材した時にイケメン選手のことは名前まで出なくて「あの飯伏(幸太)みたいのだろ?」という言い方をしていました。
イケメン それは誉められていますね。僕のことまったく知らないでしょう。そんな知らないやつがハチャメチャなことをやっていたら…やっぱりお客さんは非現実を見にきているじゃないですか。僕はそれを十分に見せたい。ジジイに切れられる若者、でも折れない若者を見せようかなと。
――同じくレジェンドがフィーチャリングされる興行としてはプロレスリング・マスターズがあります。いずれも客席の年齢層が高いんですが、イケメン選手は以前にマスターズを見ていて出たがっていましたよね。
イケメン マスターズ、出してくんないから…そういう雰囲気の中でやれるんであれば最高ですね。あとは…いい意味で、第二の伊橋(剛太)にならなければと。
――第1回大会で「おまえはプロレスをやらない方がいい」と長州さんがカミナリを落とされてしまった伊橋選手のようになるんですか。
イケメン いい意味で、ですよ。それこそ「あんなやつはプロレスをやっちゃいけない」って何をやったら言われるかな。そういうのを率先してやります。でもそれは目立ちゃいいみたいなハズれたことじゃなくて、長州さんにちゃんと攻撃を加えている形での何かですよ。その上で秋山さんにも怒られて、自分以外の全員から怒られたら完ぺきです。これは夏休み前の期末試験です。この試合をクリアできたら夏が来て9月2日のWRESTLE-1横浜文化体育館にいい感じで向かっていけると思うんで。

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