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2017.05.06FIGHTING GIG DNA

物語を武器とできる竹下相手に
上野が描くドラマを見たい
第5試合
"大阪市立咲くやこの花高等学校同級生対決"
竹下幸之介 vs 上野勇希

FIGHTING GIG DNA EP.33 〜Kill the King〜
■日時:2017.5.10 (水) 開場 / 18:15 開始 / 19:00
■会場:東京・後楽園ホール

物語を武器とできる竹下相手に
上野が描くドラマを見たい

5、大阪市立咲くやこの花高等学校同級生対決
竹下幸之介vs上野勇希

竹下は物語を武器にすることができるプロレスラーである。少年ファン時代からDDTを見続け、自らがリングへ上がるようになると先輩たちとの関係性をもとにストーリーテラーのごとくドラマを描いてきた。3・20さいたまスーパーアリーナ大会ではエース・HARASHIMAに対し自分なりのやり方で歴史を表現し、未来へつなげ昇華させた。

若者が現在と未来を描くのは当然として、自身が思い入れを持つ過去までをキッチリと形とし見る者に響かせたのだから、モノが違う。そんな竹下にとって、今回の上野戦は見上げてきた先輩たちではなく下から追いかけてくる者を題材としたドラマツルギーとなる。

それまでプロレスを見ていなかった上野は、同級生がリングに上がるということで応援にいった。初めて見るその世界は、これまで自分が経験してきたあらゆるものより刺激的で、楽しいものに映った。

学校では一緒に昼ご飯を食べてバカ話をする友達が、そんな世界で輝いている。あこがれはあるものの、そこへ踏み込むきっかけがつかめず卒業後もただただウエートトレーニングを繰り返す日々を続けていた。

そんな上野の背中を押したのも竹下だった。人生のターニングポイントには、そういう存在が必ずいる。もしも同じ高校へ入学しなければ、あるいは1年でも学年がズレていたら2人の距離感は別のものになっていて、こういったタイミングも巡ってこなかったかもしれない。

プロ入り後は業界の先輩であり、肉体作りのコーチであり、そしてやっぱり友達の「タケ」が常に上野の前を走っていた。DNA所属であってもDDTの大会ではセコンド業務をおこなうが、必ずといっていいほど竹下の試合ではリングサイドに着いた。

さいたまスーパーアリーナで竹下が勝った直後、アントーニオ本多とトランザム★ヒロシよりも先にリング内へ飛び込んできたのが上野だった。顔をクシャクシャにして喜ぶ姿は、高校時代の2人の情景を想像させた。

2015年6月28日、DDTでKUDO、ヤス・ウラノ、大家健という日大プロレス研究会出身の3人がKO-D無差別級王座を懸けて闘うというシチュエーションが訪れた。大学校舎裏の庭にマットを敷いてやっていたことが、十数年後には後楽園の大観衆を熱狂の渦へと巻き込むという小説のような現実――。

学校で「プロレスはね、見るよりもやる方が面白いんだよ」と何度も聞かされた竹下の言葉は、こういったドラマ性も含めてのものであるのは言うまでもない。そして今回、上野はその小説のような世界へと身を投じることになる。

DDTの最高峰へと君臨し、業界規模の活躍を見せている存在とキャリア7ヵ月弱で対戦できるのは本来ならば飛び級。だが竹下がそうであるように、上野もこの物語を自分の武器とすればいいのだ。

DDT4・29後楽園ではダークマッチながら先輩の下村大樹を破りシングル初勝利をあげた上野は、KAIENTAI DOJOの若手リーグ戦「K-METAL」にエントリーされ、3勝をあげ優勝戦へ進出(5月6日現在)。ここに来て勝ち星が増えてきた。

それによってどうなるような相手ではないが、勝利の喜びを知っているのと知らないのとでは、窮地に陥った時に湧き出る底力が違ってくる。この試合、見たいのは竹下ではなく上野が描くプロレスならではのドラマだ。

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